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手話をもっと身近に(下関市手話言語条例)

ページID:0111906 更新日:2021年4月1日更新 印刷ページ表示
 手話は、ろう者(※)の間で使われている言語です。手話は手指や体の動き、顔の表情などを使い、目で見て会話をしています。
 市は、「手話は音声言語とは違う文法を持った言語である」という認識のもと、令和3年4月に「下関市手話言語条例」を施行しました。
 手話奉仕員養成講座など、これまでの手話への理解を深める取り組みに加えて、今後はより一層「手話言語」が広まるように、誰もが手話を使いやすい環境づくりを進めていきます。

手話のこれまで

 手話は、ろう者の間で大切に育まれてきましたが、長い間言語としては認められず、ろう者はコミュニケーションを取りづらい、情報を得にくい状況が続いていました。
 平成18年に国際連合総会で採択された「障害者の権利に関する条約」や平成23年に改正された「障害者基本法」において、手話は言語として位置付けられましたが、今でも手話に対する理解が十分とは言えず、身振りと同じと思われたり、聞こえる人に合わせて、手話よりも声で話すように努力するものと考えられることがあります。

ろう者にとっての手話、手話の効果

 手話は、ろう者にとって無理なく獲得できる言語であり、命そのものです。
 聞こえない、ありのままで生きることの意思表明でもあります。
 ろう者の中には補聴器や人工内耳を使って声で会話ができる人もいますが、補聴器や人工内耳を使っても聞こえは完全なものではありません。
 手話を使うことができれば、聞き取ることができなかったところを補うことができ、頑張って聞き続けることへの負担も軽減できます。

みんなで広める手話言語

 手話というと、ろう者が使うものというイメージを持つ人が多いのかもしれませんが、聞こえる人も一つの言語として手話を学んで話してみませんか。
 手話を知ると、聞こえない、聞こえにくい人のことも理解することができて、お互いに支え合い、尊重し合いながら共生する地域社会の実現につながります。

※本条例では、手話を使う聴覚障害者のことを「ろう者」と定義しています。聴覚障害者の中には「ろ
 う者」と表現されることを好まない人や、手話を使わない人もいます。また、いつも手話を使う人、
 補助的に使う人など、使い方も様々です。

リーフレット「手話をもっと身近に」

 条例の概要や、聴覚に障害のある人が困っていること、様々なコミュニケーション方法などについてまとめたリーフレットです。下のリンクからダウンロードできます。
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